2026/04 / S1(レギュレーション M-A)
ポケモンチャンピオンズのS1には、テラスタル機能が実装されていません。 バトル中にタイプを書き換える手段が無いため、相手のタイプ耐性は選出から試合終了まで一貫しています。 結果として、タイプ受けが完走しやすく、4倍弱点が固定の穴として残り、構築段階で対面シミュレーションを詰めた側が安定して勝ちやすい設計です。 メガシンカ時にタイプが変わるポケモンが、唯一の「タイプを動かす手段」として再評価されています。
目次
❖ S1のテラスタル仕様
結論
S1(レギュレーション M-A)では テラスタル機能は未実装。バトル中にテラスタルを発動するUIが無く、選出画面にテラスタイプを設定する項目もありません。タイプ相性は対戦中ずっと固定です。
使用可能なバトルメカニクス
- メガシンカ ── 使用可(一部メガはタイプ変更を伴う)
- テラスタル ── 未実装
- ダイマックス ── 未実装
- Z技 ── 未実装
対戦中にタイプを書き換える手段はメガシンカ時のタイプ変化(メガリザードンX→炎/ドラゴン化、メガミミロップ→ノーマル/格闘化など)のみです。
❖ 固定タイプ環境がもたらす変化
相手のタイプ・特性が選出段階で確定するため、初手の選出とリードの精度が試合結果に強く影響します。試合中盤以降に「テラスタイプの当てっこ」が発生しないため、構築段階で対面シミュレーションを詰めた側が安定して勝つ構造。
半減・無効を担う受けポケモンが、試合中にタイプを書き換えられる心配なく終盤まで仕事できます。アーマーガア・ブラッキー・ヒスイヌメルゴンなどの受け系が安定して機能する環境です。
ガブリアスの氷4倍、メガハッサムの炎4倍など、4倍弱点を抱えるポケモンの穴がそのまま試合終盤まで残ります。タイプ変更で穴を塞ぐ手段がないぶん、それぞれの穴を突く役割を1〜2匹用意するだけで安定対策が組みやすい。
タイプ変更による相手側の半減化が起きないぶん、全体技(ハイパーボイス・ねっぷう・じしん)の通りが安定。一致範囲だけで構築が組める単純さが復活しています。
構築段階で「このポケモンには何テラ持たせるか」「何テラを警戒するか」のメタを組まなくて済むぶん、純粋にステ・技・特性・アイテムで6匹を仕上げるだけで構築が完成。準備の負荷が一段下がっています。
メガリザードンX(炎/ドラゴン化)、メガミミロップ(ノーマル/格闘化)、メガフラエッテ(フェアリー単)など、メガシンカ時にタイプが変わるポケモンは構築の軸として再評価されています。タイプ変更を伴う択を入れたい場合の唯一の選択肢。
❖ メガシンカが対戦の中心軸
テラスタル・ダイマックスが無いため、対戦中に発動するパワーアップ要素はメガシンカに一本化されています。構築の方針はメガ枠の選択が出発点となり、残りの5匹はそのメガに合うサポート・アタッカー・受けで埋めるのが基本フォーマットです。
タイプを変えるメガ(タイプ択を意識させたい時)
- メガリザードンX(炎/飛行 → 炎/ドラゴン)
- メガミミロップ(ノーマル → ノーマル/かくとう)
- メガフラエッテ(フェアリー単一致のまま、特性フェアリーオーラで火力強化)
- メガゲンガー(ゴースト/どく → 据え置き、特性かげふみで詰ませ)
タイプは据え置きで火力・耐久が伸びるメガ
- メガリザードンY(特性ひでり+特攻強化)
- メガハッサム(特性テクニシャン+物理耐久強化)
- メガカメックス(特性メガランチャー+水技強化)
- メガサーナイト(特性フェアリースキン+特殊耐久強化)
メガ枠の詳細は メガシンカ完全ガイド を参照してください。
❖ 固定タイプで活きている代表ポケモン
タイプ変更が起きない前提で、複合タイプの耐性をそのまま活かせるポケモンと、純タイプの一致範囲を信頼できるポケモンの双方が上位に並びます。
はがねとひこうの2つで地面・かくとう無効+虫・草・ノーマル等を半減。タイプ変更が起きないS1では、この複合耐性をそのまま試合終盤まで信頼できます。はねやすめで居座り、てっぺき+ボディプレスで反撃する形が機能。
純水単タイプとHP150の極端な耐久指数で、物理・特殊どちらの被弾も実数値ベースで受け止める設計。テラスタルが実装される将来構想では公式映像の主役を担う側ですが、S1時点ではテラスタルなし環境の中で純水のシンプルな耐性と高HPを軸に受け側へ座ります。
むし/はがねの複合は等倍以下が大半で、ほのお4倍弱点だけが明確な穴。タイプ変更不在の環境ではこの「弱点が固定で1つしかない」構造をそのまま信頼でき、テクニシャンバレットパンチ+はねやすめの居座り運用が完成します。
❖ 読みと選出の重さ
選出時点で情報量が確定する
相手のタイプ・特性・特性発動条件が選出から試合終了まで一定なので、初手の選出と立ち回りの精度が結果に直結します。「終盤に化けて抜群を半減化」という択がない代わりに、構築段階での対面シミュレーションが勝敗に強く影響する形です。
型読みは依然として重要
タイプは固定でも、型(こだわりスカーフ・たすき・オボン・たべのこし等)と技構成は対戦中に絞り込んでいく必要があります。ガブリアス(スカーフ・たすき・剣舞オボン)やアシレーヌ(チョッキ・たべのこし・オボン)など、上位ポケモンほど複数型が並走しているため、選出と1〜2ターン目の動きで型を判別する作業は今までどおり残ります。
「択ゲー」の重心が前倒しに
択は試合終盤よりも「選出時点・初手」に集中します。タイプを書き換える派手な逆転ができないぶん、序盤の事故が試合を決めることが多く、対面の上から取れる素早さラインの整備が直接勝率につながります。詳しくは 素早さガイド を参照。
❖ シングル環境への影響
受け回しの完走率
タイプ受けが試合中に崩されない前提で、ヌメルゴン・アーマーガア・ブラッキーなどの受けポケモンが終盤まで仕事できます。サイクル戦の安定度はテラスタル環境より高い水準。
対面構築の単純化
相手のタイプが固定なので、対面ごとに「上から殴る」「半減で受ける」「行動回数前に処理する」のいずれかで処理する設計が機能。素早さラインの整備が直接勝率につながります。
4倍弱点の運用
ガブリアス(氷4倍)・メガハッサム(炎4倍)・カイリュー(氷4倍)などの4倍弱点を、対策側はそのまま狙い続けられる環境。氷打点・炎打点を1枠用意する設計が定石化しています。
起点作成の信頼度
カバルドン・ブリジュラスのステルスロック→退場→受け回しの流れが、タイプ書き換えで崩されないため再現性高く回ります。受けループ系構築のシェアが厚い背景です。
シングル環境の使用率TOP20とTier評価は S1最強ランキング にまとめています。
❖ ダブル環境への影響
全体技の安定運用
メガフラエッテのマジカルシャイン、メガリザードンYのねっぷう、エルフーンのおいかぜ+ムーンフォース、ヤバソチャの全体技など、相手2匹の半減化を気にせず火力を通せます。
いかく・ねこだまし戦術の有効性
ガオガエンのいかく+ねこだまし+すてゼリフのコンボが、タイプ変更による技半減化を挟まれずに最後まで機能。サポート枠の役割範囲が固定で読みやすい。
タイプ受けの安定
ドドゲザン(鋼/悪)・ヤバソチャ(草/ゴースト)の複合タイプ耐性が試合終盤まで信頼でき、受けながら攻める運用が成立。
伝説不在+テラ不在の組み合わせ
S1は伝説禁止+テラスタル不在のため、ダブル環境としては素のステータス・素の技範囲で殴り合う構図に近い形。シンプルなダブル戦術の研究が活発化しています。
ダブル使用率1位はオオニューラ、2位ガオガエン、3位ガブリアス。全体技持ちメガ(メガフラエッテ・メガリザードンY)と、いかく・ねこだましサポート(ガオガエン)の組み合わせが構築の主軸です。
❖ 将来的な解禁の可能性
公式の紹介映像にはテラスタルしたヘイラッシャが映っているため、将来的な実装は示唆されています。一方で解禁の 時期・範囲(全シーズンで使えるのか、別レギュレーションの限定機能になるのか)については公式から明言されていません。
実装された場合の想定変化
- 4倍弱点を抱える上位ポケモン(ガブリアス・メガハッサム等)の穴を、テラスタイプで塞げるようになる
- メガ枠1つに対戦中の変身要素が集中していた構造が、テラスタルとの2軸に拡張される
- 受けループ系構築は、相手のテラ変更で受け先がズレるリスクが復活する
- 選出時点の情報量が減るぶん、試合中盤以降の択が増える方向に変化する
現行のシンプルさを評価する声も多く、実装方法によってはS1とは別ルールとして共存させる形(テラあり/なしの両レギュレーション併設)が望まれる空気もあります。公式アナウンスを待つ位置です。
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