2026/06/05 集計
ポケモンチャンピオンズ S1 のシングル・ダブル両フォーマット使用率TOP30の生データと、特に解説の薄くなりがちな 11〜30位の役割と採用理由 を中心に整理します。 TOP10の解説と環境メタの大まかな傾向は S1最強ランキング 側を参照してください。
21〜30位は使用率の集計外ですが、Tier評価データと環境観測から「実際のランクマッチで遭遇する頻度の高い枠」を選出しました。シーズン中盤に観測される使用率は数日単位で入れ替わるため、最新は 最強ランキング ページで確認してください。
目次
❖ TOP30 とは・本記事の読み方
❖ シングル TOP30 一覧
1〜20位(実測使用率)
2026/06/05 集計 集計。TOP10 の詳細は S1最強ランキング を参照してください。
21〜30位(Tier評価+観測ベース)
使用率集計外ですが、Tier B 帯から実用度の高い役割枠を選出。シーズン後半で順位が入れ替わる候補も含みます。
❖ シングル 11〜30位の役割と採用理由
TOP10 の SS級ハイライトは別記事に譲り、本記事では構築の中核ではないが「対策として外せない枠」「特定のメタを刺すニッチ枠」を厚めに解説します。
11〜20位(準環境級)
高速物理 / 対ガブリアス枠
素早さ123でガブリアスの上から動ける数少ない一致あく/くさアタッカー。トリックフラワー(必中・急所確定)とはたきおとすで持ち物剥がしが両立し、ステロ撒き要員のカバルドン・ブリジュラスへ初手で圧をかけられる。へんげんじざいで撃った技のタイプに変化するため、後続への引き先読みも難しい。
ばけのかわ起点 / 剣舞アタッカー
ばけのかわで実質1回の被弾が確定で無効になるため、つるぎのまいの起点を作りやすい。じゃれつく・シャドークロー・かげうちで「フェアリー+ゴースト」一致打点を持ち、ガブリアス・サザンドラ等のドラゴン枠への遂行性能が高い。耐久HP55/防御80と紙だが、ばけのかわが事実上の耐久バフとして機能する。
メガ枠前提 / メガミミロップ運用
ベースのミミロップが13位に入っているのは、メガミミロップ前提のエントリーが多いため。メガ後はきもったま+素早さ135で物理エースとして機能し、新規習得のインファイト・マッハパンチ・トリプルアクセル・とんぼがえりの技範囲が極端に広い。きもったまでゲンガー・ミミッキュにも格闘技を通せる。
マルチスケイル / りゅうのまい
マルチスケイルでHP満タン時の被弾を半減し、りゅうのまいで一気に抜きに行く構成が王道。新規習得のばかぢから(鋼・悪・氷への抜群)とアイアンテール(純フェアリーへの抜群)で技範囲が広がり、げきりん・ストーンエッジと合わせて主要タイプをほぼカバーできる。
特殊高速 / あく・ドラゴン両刀
素早さ98の中速だが、こだわりスカーフ運用で実数255まで届きカイリュー・メガリザY・メガフラエッテを抜ける。あく一致あくのはどう・りゅうのはどう・りゅうせいぐん・ラスターカノン・だいもんじと技範囲が広い。フェアリー4倍と格闘・氷の弱点はあるが、引き先で誤魔化しやすい。
でんき/みず複合 / サイクル参加
電気/水の複合タイプは半減耐性が広く、特性ふゆうで地面無効。ハイドロポンプ・ボルトチェンジ・ほうでん・トリックでサイクル参加し、こだわりメガネ運用ならアシレーヌ・カバルドン・ガブリアスを止める。ウォッシュロトムの素早さは86と中速。
どくびし撒き / 高特攻
特攻130から放つヘドロウェーブと、どくびしによる削り展開が両立。岩/毒の複合は炎・氷・フェアリー・むし・ひこう半減で意外と耐久が見込める。じめん4倍だけは要注意。素早さ86でブリジュラスより1速速い。
メガ枠前提 / メガマフォクシー運用
ベースのマフォクシーが18位なのもメガマフォクシー前提のため。メガマフォクシーは特攻159・素早さ134・特性ふゆうの高速特殊。地面無効なのでガブのじしん・カバルドンのじしんを受けない強みがある。メガストーンはZA連携で入手。
てきおうりょく / ゴースト複合
水/ゴースト複合のオス個体はてきおうりょく特性で水・ゴースト一致が2倍。一致おはかまいり(HPに比例した威力)+ウェーブタックル(反動あり物理水)で、ノーマル無効・格闘無効を活かしながら殴る。素早さ78。じしんは未習得なので地面打点はテラバースト等で代用。
特殊受け / ねがいごとサポート
特防130とHP95の鉄壁特殊耐久、エスパー無効のあくタイプ。イカサマ(相手の攻撃を参照)・どくどく・ねがいごと・てだすけ・まもるで受けサイクルの中核を担う。アシレーヌ・メガゲンガー・サザンドラの特殊エースを止めるのが主役割。
21〜30位(役割明確枠)
対ガブリアス特化 / 先制氷
こおりのつぶてでガブリアス・カイリュー・サザンドラの4倍/2倍弱点を確実に削る。じしん・つららばり・ストーンエッジで4タイプを攻撃可能。タスキ運用ならカイリューのマルチスケイル抜きでも反撃の起点になる。氷/地面複合は鋼・水・草・炎・格闘弱点と多めなので運用は対面選択型。
ちからもち先制 / 対竜・悪
特性ちからもちで攻撃実数値が2倍。アクアジェット先制+ばかぢから+じゃれつく+アイアンテールで、サザンドラ・カイリュー・ガブリアス(じゃれつくは半減だが等倍ばかぢからで通る)を上から削れる。素早さ50は遅いが、先制水技で帳消しにする運用。
フェアリースキン特殊エース
ノーマル技をフェアリー化+1.2倍補正の特性。ハイパーボイスでフェアリー全体打点(シングルでは単体扱い)。耐久HP95/特防130が硬く、ドラゴン無効でカイリュー・サザンドラの一致竜技を完全に受ける。新規習得のマジカルフレイムで鋼への打点も追加。
ちからもち / 対鋼・地面エース
特性ちからもちで攻撃実数値が2倍化。じしんでブリジュラス・キラフロル・ドドゲザン・メガゲンガー(メガはふゆう無し)に弱点を突け、ばかぢから併用で格闘弱点も狩れる。素早さ78と中速のため、こだわりスカーフ運用が定番。
ちょうのまい / 高耐久特殊エース
ちょうのまい1積みで特攻・特防・素早さが+1。特防105+耐性(くさ・かくとう・はがね半減、フェアリー無効はないが)から舞いやすい。新規習得のマジカルフレイム+だいもんじ/ねっぷうで火力枠としても機能。素早さ100。
すなおこし / 物理特殊両刀
すなおこしで岩タイプの特防1.5倍+タスキ削り。新規習得のばかぢから・アイアンテールで鋼・悪・氷・岩・フェアリーへの打点が拡張され、いわなだれ・じしんと合わせて全方位に打点を持つ。素早さ61と遅いが耐久HP100/防御110/特防100が分厚い。
いたずらごころサポート
特性いたずらごころで変化技が先制+1。おいかぜ(先制で味方全体素早さ2倍)・しんぴのまもり・まもるなど補助技を確実に通せる。シングルでは出番が限定的だが、低速エース構築の起点役として一定の採用がある。
高速ドラゴン / 物理特殊両刀
素早さ142でメガゲッコウガと同速、ほぼ全環境を上から取れる。ドラゴンアロー・シャドーボール・ふいうちで一致+優先度技を持ち、ガブリアス・メガフラエッテ以外への抑止力になる。耐久HP88/防御75は薄め。
バトルスイッチ / 攻守切替
シールドフォルム時は防御150/特防150の鉄壁、ブレードフォルム時は攻撃150/特攻150の高火力に切り替わる特性。新規習得のポルターガイスト(威力110ゴースト)でフォルムチェンジ後の遂行性能が向上。素早さ60。
そうだいしょう / ふいうち
そうだいしょう特性で味方が倒れるたびに攻撃+1。ふいうち先制・ドゲザン(必中85)・アイアンヘッドで、メガフラエッテ・ミミッキュ・サザンドラの特殊エースを処理する役割。素早さ50は遅いが、終盤に積み状態で出すと一気に詰める。
❖ シングル Tier 評価の内訳
SS〜B のTier評価は使用率と勝率、環境への影響度を総合した独自整理。SS = 環境を定義する圧倒的な強ポケモン、S = 安定枠、A = 役割明確、B = ニッチ・状況対応。
❖ ダブル TOP30 一覧
1〜20位(実測使用率)
2026/06/05 集計 集計。シングルとは順位が大きく異なる点に注目してください。
21〜30位(Tier評価+観測ベース)
❖ ダブル 11〜30位の役割と採用理由
ダブル中位帯は「天候始動役」「全体技持ち」「特殊な役割技」が交互に並ぶのが特徴。1体ずつの役割が明確で、外しても代替が効きづらい枠が多めです。
11〜20位(中位帯の主役)
メガ枠前提 / メガフラエッテ運用
ベースのフラエッテ(永遠の花フォルム)が11位なのはメガフラエッテ前提のため。メガ後はフェアリーオーラでフェアリー技1.33倍化、マジカルシャイン(全体フェアリー)で2匹同時に削れる。特攻155+耐久HP74/防御87/特防148で特殊耐久も厚い。
あめふらし / 雨パ起点
特性あめふらしで雨を5ターン展開。ぼうふう(晴れ/雨で命中100)+ハイドロポンプ+こごえるかぜ+エアスラッシュの全体・単体技で削り、相方の水アタッカー(ヒスイヌメルゴン・イダイトウ等)の火力を1.5倍化する。メガリザードンYのひでりへの天候上書き要員でもある。
すなおこし / 砂パ起点
特性すなおこしで砂嵐を5ターン展開。岩タイプの特防1.5倍補正+元の特防100で特殊耐久が圧倒的になる。いわなだれ(全体・怯み30%)が主軸の盤面圧力技で、新規習得のばかぢから・アイアンテールも合わせて広い技範囲を持つ。
高耐久 / りゅうせいぐん起点
シングルでは起点役だがダブルでは特殊エースとしての側面も。こだわりメガネりゅうせいぐん(威力130 dragon特殊)の一発火力が高く、ハードプレス(HPに比例した鋼物理)・ラスターカノンも合わせて両刀運用が可能。物理耐久HP90/防御130と高耐久。
トリル対応 / 高火力特殊
ノーマル/エスパー複合でゴースト無効。ツインビームの2回攻撃で耐久受けを削り、サイコキネシス・10まんボルトの技範囲を持つ。素早さ60は遅めだが、ヤバソチャ・トリックルーム軸で先攻が取れる。
物理エース / しんそく
ダブルでは特性マルチスケイル+しんそく先制で削りつつ、げきりん・ばかぢから・ストーンエッジで殴る運用。ダブルではしんそくの先制+優先度が単体削り役として有効。ねこだましとの噛み合いで2手目以降の処理を任される。
特殊耐久受け / 火力サポート
特性きょううん(急所率UP)または かちき/じしんかじょう。HP95+特防125の特殊耐久に加え、ねっとう(30%やけど)でガブリアス・ガオガエン等の物理アタッカーを機能停止させる。ダブルでは火力役より「相手物理を腐らせる」サポート色が強い。
ようりょくそ / 晴れアタッカー
特性ようりょくそで晴れ時に素早さ2倍。メガリザードンYのひでりとの組み合わせでギガドレイン・ヘドロばくだんを高速で連射する。ねむりごな(命中75)の眠らせ役としても機能。素早さ80→晴れで実数316級。
ふぶき展開 / こおり/ゴースト
氷/ゴースト複合は珍しく、ノーマル無効・格闘無効を持つ。れいとうビーム・ふぶき(全体氷)・シャドーボールの範囲技+おにびで物理アタッカーを止める運用。素早さ110。メガユキメノコならさらに火力が伸びる。
ネズミざん / 多段ヒット
特性テクニシャン+ネズミざん(1〜10回連続攻撃の専用技)の独自性。連続技なのでみがわり・きあいのタスキを貫通でき、運次第で耐久受けを崩せる。家族構成(親+子3匹)でしか発動しないギミックを活かしたダブルでも採用される。
21〜30位(役割明確枠)
でんき/みず複合 / サポート参加
ダブルでもふゆうで地面無効、電気・水の半減耐性が広い。ハイパーボイスではなくほうでん(30%まひ)+ハイドロポンプの単体高火力で展開。ボルトチェンジでサイクル参加。素早さ86でガオガエン・カバルドンの上を取れる。
高速物理 / トリックフラワー
ダブルでもトリックフラワー(必中・急所確定)+はたきおとすで持ち物剥がしが優秀。素早さ123で多くのアタッカーを上から取り、へんげんじざいで撃った技に応じてタイプ変化する。ねこだましは未習得なので「先制干渉」役ではなく純粋なアタッカー運用。
メガ枠 / 適応力
メガ後の特性は適応力で岩・毒一致が1.5倍→2倍化。ヘドロウェーブ(全体毒・95威力)+いわなだれ(全体岩・75威力)の全体技2発でフェアリー・ひこう・むしを一気に削れる。
メガ枠 / 高火力氷ゴースト
メガ後は特攻・素早さがさらに伸び、ふぶき(全体氷・110威力)+シャドーボール+れいとうビームの範囲攻撃で盤面制圧。氷/ゴーストの耐性配分が独特で、ガオガエンの炎・格闘も等倍で受け切れる場面がある。
はやてのつばさ先制
特性はやてのつばさ(HP満タン時のみ飛行技に先制+1、Gen7以降の制限あり)でブレイブバード・つばめがえしを優先度+1で撃てる。HP満タン状態を維持できる初手対面では、ガオガエンのいかくを乗せられる前に削り切れる。HP78/防御71と物理耐久は薄く、削られると先制が消えて急失速する。
フェアリースキン全体技
ハイパーボイスがフェアリースキンでフェアリー化+1.2倍補正、さらに全体技なので2匹同時に削れる。特防130の特殊耐久でメガサーナイトのハイパーボイスの撃ち合いに勝てる。素早さ60は遅め。
メガ枠 / おやこあい
メガ後の特性おやこあいで攻撃が2回ヒット(2発目は1/4)。ねこだまし→すてみタックル/じしん/ふいうち等で展開。ねこだまし2発分の蓄積でばけのかわ・きあいのタスキを貫通する独自性。S1ではグロウパンチが没収されているため、火力上昇は剣舞などに頼る運用。
特殊耐久 / フェアリー水
シングル2位の特殊エースもダブルでは20位以下。理由は単体技中心(ムーンフォースは selected-pokemon、ハイドロポンプも単体)でダブルの「2匹同時削り」が苦手なため。ただしうたかたのアリア(水特殊全体技、追加効果で相手のやけどを回復する範囲技)は健在で、ダブルでの安定削り役として一定採用。
バトルスイッチ / 高火力
ダブルでもバトルスイッチでフォルムチェンジ。シャドーボール・ラスターカノン・ポルターガイストで広い技範囲。素早さ60は遅めだが、トリックルーム軸では先攻になれる。
❖ ダブル Tier 評価の内訳
ダブルはサポート役の評価が独特なので、SS〜C で5階層に分けて整理。シングル評価と Tier 順序が一致しない点に注目してください。
❖ シングル/ダブルで順位が変わるポケモン
ダブルで順位が大きく上がる枠
ガオガエン(シングル B / ダブル SS):いかく+ねこだまし+すてゼリフのサポート性能はダブル限定で輝く。シングルではとんぼがえり未習得が痛く、対面性能の物足りなさが響いて B 帯。
オオニューラ(シングル圏外 / ダブル使用率1位):素早さ120の高速物理。S1 では ねこだまし は未習得だが、インファイト・けたぐり・どくづき・がんせきふうじ・とんぼがえりで盤面に打点を撒く運用がダブル特化。
ヤバソチャ(ダブル使用率5位 / シングル圏外):トリックルーム始動役+特攻121の高火力。シングルでは出番がほぼない。
ペリッパー(ダブル12位 / シングル圏外):あめふらしの天候始動はダブル必須。シングルでは雨パが主流ではない。
シングルで順位が大きく上がる枠
アシレーヌ(シングル2位 / ダブル B 帯):ムーンフォース・ハイドロポンプは selected-pokemon の単体技で、ダブルの「2匹同時削り」では効率が悪い。代わりにシングルでは特殊耐久を活かした受けエースとして輝く。
カバルドン(シングル使用率8位 / ダブル圏外):ステルスロック+あくびの起点作成はシングルの長期戦向け。ダブルでは展開速度が合わず使用率が下がる。
ブラッキー(シングル20位 / ダブル圏外):イカサマ+どくどく+ねがいごと+てだすけは長期サイクル向け。ダブルでは展開速度に追いつかない。
両フォーマット共通で上位
ガブリアス(シングル1位 / ダブル3位)、メガリザードンY(シングルS / ダブルSS)、ドドゲザン、メガゲンガー 等は両環境で活躍。万能性と高い基本ステータスが両立しているのが共通点です。
❖ 使用率データの読み方
1. 使用率 = 採用率ではなく「対面率」
使用率は「全ランクマ試合のうち何割の試合で遭遇したか」が近い指標です。1つのパーティに複数の上位ポケモンが入ることが多いため、上位の数体は「ほぼ確実に対面する」と考えて構築を組みます。
2. シーズン中盤と終盤で順位は変わる
シーズン序盤は配信構築のテンプレが流行し、中盤に対策が回り、終盤は対策の対策が流行するという循環があります。本記事の集計は中盤時点なので、終盤になるとカウンターメタ枠(マンムー・ニンフィア・キョジオーン等)が伸びる傾向にあります。
3. Tier と使用率は連動しない
使用率は「採用しやすさ」(種族値・技範囲・型の柔軟性)に依存します。一方 Tier は単純な強さ評価なので、両者は完全には一致しません。
例:カバルドンは Tier SS だが使用率8位(起点役は1パーティに1枠で十分なため)。マスカーニャは Tier A だが使用率11位(対ガブリアス対策として外せないため)。
4. TOP30 外にも実用枠は多い
S1 で使用可能なポケモンは約500種。31位以下にも、ヒスイヌメルゴン(雨水竜の役割)、キョジオーン(しおづけ削り)、ヌオー(てんねん物理受け)、サーフゴー(鋼/ゴーストエース)等の実用枠があります。「対策されにくい意外性」を狙うならTOP30外を選ぶのも有効な戦略です。
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