2026-04-18 snapshot 基準 / S1レギュレーション「M-A」
S1環境の代表的な耐久型ポケモンの実数値・調整例・対面ごとの確定数を集約した実例集です。 基本的な計算式や理論は 耐久調整完全ガイド(理論編) を参照してください。
目次
❖ S1環境で耐久調整が重要な理由
火力アイテムが大きく制限されている
S1ではこだわりハチマキ・こだわりメガネ・いのちのたまが実装されていません(items.json で s1Implemented=false を確認済)。 攻撃側の最大火力が一段下がるため、SVなら確定1だった攻撃が「あと数点で確定2に落ちる」ラインに収まるケースが多発します。 SP(能力ポイント)を耐久側に少し回すだけで確定数が変わるため、配分の精度がそのまま勝率に直結します。
とつげきチョッキ・ゴツゴツメットも無い
特殊耐久を底上げするとつげきチョッキ、接触技に反撃するゴツゴツメットも S1 未実装です。 特殊耐久が薄いポケモン(ガブリアス・カバルドン・ガオガエン)はチョッキで補強できないため、 鋼・水・フェアリーの天然特殊耐久を持つポケモンにサイクルを任せる構成が増えます。
SP配分は1刻みで微調整できる
チャンピオンズの SP は 0〜32 で1刻み、合計上限 66。SVの努力値(4刻み)より細かい調整ができ、 「最速ガブリアスから1だけ速くする」「ステルスロックを4回まで耐える」など仮想敵に合わせた精密配分が可能です。 実数値の確認は ダメージ計算ツール で行います。
❖ 環境上位の耐久ポケモン実数値
シングル使用率 TOP20 およびダブル使用率 TOP20 から、耐久型として運用される8体を抜粋。 実数値は Lv50 / IV31 / SP配分による計算式から導出。
実数値の代表ライン
無振り: HP165 / 防御150 / 特防85
B振り: わんぱく HP無振り 防御振り → HP165 / 防御200
D振り: おだやか HD振り → HP197 / 特防128
採用される耐久型のポイント
物理耐久指数 165×150 = 24,750(無振り) / 197×200 = 39,400(わんぱくHB振り)。S1で物理耐久指数トップクラス。特防が低いため特殊側はHD振りで補強する型が多い。
主な技構成
ステルスロック / ミラーコート / ラスターカノン / りゅうのはどう
代表的な持ち物
ヨプのみ(格闘半減)でばかぢから・インファイト持ちへの行動保証
実数値の代表ライン
無振り: HP183 / 防御138 / 特防92
B振り: わんぱく HP振り 防御振り → HP215 / 防御187
D振り: おだやか HP振り 特防振り → HP215 / 特防136
採用される耐久型のポイント
物理耐久指数 215×187 = 40,205。すなおこしで自身の岩タイプ特殊耐久が1.5倍化(実質特防204相当)するため、HD振りでも特殊耐久が確保しやすい。
主な技構成
ステルスロック / あくび / ふきとばし / なまける / じしん
代表的な持ち物
たべのこし(HP切り上げで毎ターン13回復)
実数値の代表ライン
無振り: HP173 / 防御125 / 特防105
B振り: わんぱく HP振り 防御振り → HP205 / 防御172
D振り: おだやか HP振り 特防振り → HP205 / 特防150
採用される耐久型のポイント
物理耐久指数 205×172 = 35,260。鋼/飛行で4倍弱点なし、地面・草・どく無効と耐性が広い。「はねやすめ」+「ミラーアーマー」で長期戦の主軸。
主な技構成
はねやすめ / ボディプレス / てっぺき / アイアンヘッド
代表的な持ち物
たべのこし or オボンのみ(電気2倍弱点はヨプ等の半減実では緩和できないため、回復系で凌ぐ)
実数値の代表ライン
無振り: HP166 / 防御115 / 特防120
B振り: いじっぱり HP振り → HP198 / 防御115
D振り: HP特防振り → HP198 / 特防167
採用される耐久型のポイント
マルチスケイル発動時はHP198→実質396相当。「ばかぢから」「アイアンテール」をS1で新規習得し、火力面でも完成度が上がっている。HP調整は満タン基準で 16n(176・192)が望ましい。
主な技構成
はねやすめ / りゅうのまい / げきりん / ばかぢから / ストーンエッジ
代表的な持ち物
オボンのみ / ヨプのみ
実数値の代表ライン
無振り: HP170 / 防御130 / 特防100
B振り: わんぱく HP振り 防御振り → HP202 / 防御178
D振り: おだやか HP振り 特防振り → HP202 / 特防145
採用される耐久型のポイント
さいせいりょくで交代ごとにHP1/3回復。防御寄りの種族値だが、再生力前提なのでHB振り基本。S1では「はねやすめ」「じこさいせい」を技リストに持たないため、回復は「なまける」と再生力による交代回復に絞られる点に注意。
主な技構成
なまける / ねっとう / トリックルーム / サイコキネシス
代表的な持ち物
たべのこし
実数値の代表ライン
無振り: HP325 / 防御25 / 特防125
B振り: わんぱく HP振り 防御振り → HP357 / 防御62
D振り: おだやか HP振り 特防振り → HP357 / 特防172
採用される耐久型のポイント
特殊耐久指数 357×172 = 61,404 でゲーム内最高クラス。物理側は紙耐久(防御62)で物理アタッカーには即落ちするため、ガブリアス・カイリュー・メガミミロップの前には選出しない構成必須。回復技は S1 では「ねむる」のみ採用可(「たまごうみ」はラッキーの S1 技リスト外)。
主な技構成
ちきゅうなげ / でんじは / どくどく / ねむる
代表的な持ち物
たべのこし
実数値の代表ライン
無振り: HP170 / 防御85 / 特防150
B振り: 攻撃寄り → HP170 / 特防150
D振り: HP特防振り → HP202 / 特防200
採用される耐久型のポイント
特殊耐久指数 202×200 = 40,400。フェアリー一致のドラゴン無効が大きく、サザンドラ・カイリュー・メガリザードンXの一致竜技を完全シャットアウト。物理は紙なのでオオニューラ・ガブリアスには対面負け。回復技は S1 では「ねむる」のみで、長期戦には向かず削り合いで仕留める使い方が中心。
主な技構成
ハイパーボイス / マジカルフレイム / でんこうせっか / みがわり
代表的な持ち物
メンタルハーブ(ちょうはつ対策)/ オボン
❖ 対面ごとの代表的な調整ライン
物理側で耐えたい主要技
シングル使用率上位の物理アタッカーは、ガブリアス(A130)・カイリュー(A134)・メガハッサム(A150)・メガミミロップ(A136)。 これらの一致技を耐えるラインを設定するのが基本方針です。
ガブリアスのじしん(一致120)を耐える
A130じしん(最速いじっぱり想定)
- アーマーガア: HP振り 防御振り (HP205 / 防御172) で確定耐え。HB振り基本。
- カバルドン: 同タイプ地面のため等倍。HP215 / 防御187 で確定耐え。
- ヤドラン: 4倍弱点ではないが氷無耐性のため、HB振りでも乱数残り。先制での処理が必要。
カイリューのげきりん(一致120)を耐える
A134げきりん(マルチスケイル下では関係ない、メイン火力)
- ブリジュラス: 鋼/竜複合で1/2半減。HP165 / 防御150 でも確定2発。HB振り推奨。
- アーマーガア: 鋼/飛行で1/2半減 + 鋼の竜半減。HP205 / 防御172 で確定2耐え。
- メガフラエッテ: フェアリーで竜技無効。後出し可能。
特殊側で耐えたい主要技
特殊側の主役はアシレーヌ(C126)・メガリザードンY(C159+晴れ)・メガゲンガー(C170)。 特殊耐久の天然ライン(HP×特防)が高いポケモンで対面処理するのが基本です。
アシレーヌのハイドロポンプ(一致110)を耐える
C126ハイドロポンプ(おくびょう想定)
- ブリジュラス: 鋼/竜で水半減。HP165 / 特防85 でも確定2発。HD振り推奨。
- ニンフィア: フェアリーで水等倍。HP202 / 特防200 で確定2耐え以上。
- ヒスイヌメルゴン: 鋼/竜で水半減。HP187 / 特防222 で2発耐えしつつだくりゅうで反撃。
メガリザードンYのオーバーヒート(晴れ補正)を受ける
C159オーバーヒート × 晴れ1.5倍 × 一致1.5倍
- ブリジュラス: 鋼/竜で炎等倍だがHD振り+ヨプ不要、オッカのみ(炎半減)採用で確実に耐え。
- ヒスイヌメルゴン: 鋼/竜で炎等倍。HD振り基本でオッカのみ採用し2発まで耐える。
- カバルドン: 地面で炎等倍。すなおこし下でHP振りなら乱数耐え。雨にする方が確実。
数値の最終確認は ダメージ計算ツール で必ず行ってください。 性格・SP配分・天候・特性補正で数点単位で確定数が変わります。
❖ HP調整テクニック (16n / 16n-1 / 奇数)
HP実数値の末尾を整えるテクニックは、定数ダメージとみがわりの仕様を活かして総合耐久を底上げします。 採用する持ち物・技に応じて方針を変えます。
想定: たべのこし非採用 / ステロ環境
ステルスロック(HP1/8)の切り捨てで定数ダメ1減。砂嵐・あられの定数ダメ(1/16)も1減らせる。
想定: たべのこし採用
たべのこしの回復量(HP1/16切り上げ)が最大化。192なら毎ターン12回復。
想定: みがわり採用
みがわりはHP1/4消費(小数切り捨て)。奇数HPなら4回まで使える。
想定: いのちのたま想定(S1未実装)
S1ではいのちのたまが実装されていないため、現状この調整は不要。将来実装時の参考。
❖ 耐久を補助するS1実装アイテム
S1で耐久型に採用候補となるアイテム一覧です(items.json の s1Implemented=true を確認済)。 こだわりハチマキ・こだわりメガネ・いのちのたま・とつげきチョッキ・ゴツゴツメットは未実装のため、 耐久側は半減実とたべのこし中心で補強します。
たべのこし
毎ターンHPを最大HPの1/16回復。長期戦の最重要アイテム。
オボンのみ
HPが1/2以下で発動、最大HPの1/4を回復。1試合1回限り。
メンタルハーブ
ちょうはつ・アンコール等の妨害を1回防いで消費。受けポケモンのハーブ採用は基本。
きあいのタスキ
HP満タン時の1撃必殺をHP1で耐える。タスキ枠はアタッカーが多いが、起点作成役にも候補。
ヨプのみ
効果抜群の格闘技ダメージを半減。アーマーガア・メガハッサム・ブリジュラスの格闘弱点を補強。
ヤチェのみ
効果抜群の氷技ダメージを半減。カイリュー・ガブリアスの4倍弱点を1回だけしのぐ。
カシブのみ
効果抜群のゴースト技ダメージを半減。
シュカのみ
効果抜群の地面技ダメージを半減。電気タイプの地面弱点に。
ナモのみ
効果抜群のあく技ダメージを半減。エスパー・ゴースト等のあく弱点ポケモンに。
ロゼルのみ
効果抜群のフェアリー技ダメージを半減。サザンドラ等の悪/竜系の補強。
イトケのみ
効果抜群の水技ダメージを半減。地面/岩タイプ全般の補助。
オッカのみ
効果抜群の炎技ダメージを半減。メガハッサム・アーマーガア・ヒスイヌメルゴン等の鋼/竜系に。
❖ 回復技を持つ環境ポケモンの一覧
はねやすめ・じこさいせい・なまける・たまごうみを技リストに持つ環境ポケモンです。 回復技の有無で長期戦の主軸になれるかが決まります。 ヤドランは S1 で「はねやすめ」「じこさいせい」を覚えないため、回復は「なまける」のみとなる点に注意します。
飛行タイプを一時的に外して回復。電気・氷の弱点を一時的に等倍化できる
りゅうのまい後に「はねやすめ」で居座る型あり
テクニシャン+バレットパンチ+はねやすめのループ型が成立
オーバーヒートの反動を回復で帳消しにできる
HP1/2回復。じこさいせい・はねやすめは技リスト外なので、回復技はなまけるが中心。さいせいりょくと併用。
たべのこし+なまけるで起点作成後の場持ちを伸ばす
再生力で交代回復+自己再生のW運用
夜戦・砂・天候不問で固定HP1/2回復(ねがいごとも併用可能)
次のターン終了時にHP1/2を味方ポケモンに渡す。控えへの引きと組み合わせる
❖ 耐久調整で陥りやすい失敗
1. 仮想敵を絞らないままHPだけ振る
「とりあえずHP振り」では確定数が変わらない場面が多く、SPの無駄遣いになります。 先に「ガブリアスのじしんを確定耐え」「アシレーヌのハイドロポンプ確定2発」など耐えたい1〜2発を決め、 そこから逆算して必要な防御・特防 SP を配分する手順を守ります。
2. たべのこし無しなのにHP偶数
ステロ環境で 16n(176・192)にしていると、たべのこし非採用時はステロ1回のダメージが「23 → 24」に増えてしまうケースがあります。 たべのこし無しなら 16n-1(175・191)が原則です。
3. 物理寄りポケモンに特防振りを忘れる
ブリジュラス(防御130 / 特防65)のように物理耐久が高すぎるポケモンは、SP を防御に振っても伸び代が小さい一方で、 特防に振ると総合耐久が大きく伸びます。HD型・HBD混成型を検討します。
4. 半減実の判定タイミングを誤解する
ヨプのみ・ヤチェのみ等の半減実は「効果抜群の技」を受けたときのみ発動します。 等倍技には反応しないため、ばかぢから・インファイトのような格闘技の前に出した時のみ機能する点を踏まえて運用します。
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